陶器は吸水性があり、同じ技法を用いても、その日の気候、土や釉薬の中に含まれる天然鉱物などの影響で、焼き上がりは微妙に異なります。これは、陶器の魅力であり特性です。
また沖縄の陶器には下記のような表現が見られる場合があります。
大切に使ってお手入れしていても、使い込むほどにしみやひびがでてきてしまうのも特徴のひとつです。徐々に変化していくこの表情も、器の趣として育て、風合いを永くお楽しみください。
自然が作りだすこれらの現象は、陶器が一つと同じものがない理由であり、魅力でもあります。
miyagiyaでは、できる限り均一で質の高いものを工房から選んでいますが、当店でお買い物の際は上記現象をご理解下されば幸いです。
蛇の目(じゃのめ)に関して
皿や碗の内側の、丸く釉薬を削り取ったところを「蛇の目」と呼びます。これは、陶器を重ねて焼く製法独特のものであり、重ね焼きの必須のものです。
近年、この「蛇の目」の技法で重ね焼きをおこなっている窯はごく少ないようで、沖縄ではまだかなりおこなわれていますが、県外ではほぼ残ってないと言われています。
「蛇の目」は釉薬でおおわれていないために、しみがついたり変色することがありますが、長い間使用しているうちに、おちついた風合いとなり、器としてかえって美しく効果を発揮します。
経年変化をぜひお楽しみください。
(使用前に米の研ぎ汁に漬けることで多少防ぐことができますが、少なからず変色することをご理解ください。)
貫入(かんにゅう)に関して
貫入とは、陶器の焼成時における陶土と釉薬の収縮率の差によって生ずる表面の細かいひび状ものです。
陶器は、陶土に釉薬を塗って焼かれます。その際、釉薬はガラスのように溶けて陶器の上を覆います。
焼かれた後は次第に冷えていき、冷えた際の収縮度が陶土と釉薬とで違うため、この差により釉薬がひびのような状態になって固まります。 これを貫入と言います。
貫入は、使うほどに味わいが出、器の景色がよくなります。
陶器とは、粘土を原料とするやきもので、素地の吸収性を補うため釉薬(ゆうやく)とよばれる上薬(うわぐすり)を掛け、1,100度から1,300度の温度で焼かれるやきものをいいます。
陶器を永くお使いお楽しみいただく為に、以下の点に注意してご使用ください。
商品代金合計¥15,000(税抜)以上送料無料
北海道 | :¥1,400 |
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沖縄 | : ¥850 |